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お手軽でおすすめ 自宅不眠症解消法にアロマでリラックス

アロマ

不眠症の改善対策には、食事や生活習慣の見直し、睡眠環境の改善、医療機関の受診など、いろいろな方法がありますが、手軽にできるものとしておすすめなのはアロマテラピーによるリラックス法です。
アロマテラピーは「アロマ」とよばれ、香りを利用して心身共に健康に導くというもので、一時期かなり流行ったので知っている人は多いと思います。
好きな香りを嗅ぐことで精神を安定させ、気持ちを落ち着かせてくれる作用があるため、不眠症の人にもその効果が期待できるというわけです。

もう少し詳しく説明すると、アロマは大脳の中でも感情を司る部分を落ち着かせてくれるので、睡眠を支配する副交感神経に切り替わりやすくなり、スムーズな眠りに入っていけるのです。
また、アロマの効果は眠っている時も続くため、脳が香りを感じることでより深い眠りが得られます。
つまり、アロマは寝付きがよくなるだけではなく、深い眠りも得られるという2つの効果が期待できるのです。

アロマの使用法としては、よく知られているのがアロマポットで、これは専用のポットに精油を入れて熱によって香りを拡散させるというものです。
けれども、近年、このアロマポットによるボヤや火災などが頻発しており、取扱いには注意が必要だといわれています。
電気式のものはよいのですが、ろうそくなどの火を使うタイプは、そのまま寝てしまうと思わぬトラブルを発生し、大変危険です。そこでもっと手軽に安全にアロマを利用する方法もありますよ。

たとえば、ハンカチやコットンに精油を数滴たらし、そのまま枕元に置いておくだけ。ハンカチがなければ、ティッシュペーパーでもOKです。
香りが自然に広がり、リラックス効果が高まります。
また、アロマバスもおすすめです。お気に入りの精油を湯船に数滴たらせば、お湯の熱で香りが浴室中に広がり、リラックス効果バツグンです。
入浴中はただでさえ心身共にリラックスしているので、アロマが加われば、より高い効果が得られるはずです。
不眠症改善目的であれば、就寝1時間前に38度くらいのぬるめのお湯に時間をかけてゆっくりと浸かるといいですね。

代表的なアロマの精油

では、不眠症に効果が期待できる代表的なアロマの精油をご紹介しましょう。

ラベンダー

安眠作用ではラベンダーが最も有名で、脳の興奮を鎮静化し、気持ちを落ち着かせる作用があります。寝付きはもちろん、深い眠りが得られることも実証されており、治療に使っている病院もあるということです。

カモミール

神経の興奮を抑えてくれる高いリラックス効果が得られます。青りんごのような香りでストレスや不安を解消してくれます。

ネロリ

香水にも使われる高価なオイルで不安や心配を取り除く効果があります。

オレンジスイート

オレンジのような甘酸っぱい香りを好む人は多く、気分を明るく前向きにして、不安や緊張を解消してくれます。

マジョラム

スパイシーな反面、優しく包み込むような香りで、心身共にリラックスできます。

アロマを選ぶ時に注意することは化学成分を含まない精油100%のものを選ぶことです。
また、ラベンダーなど妊娠初期には避けたほうがよいとされているものもあるので、不安な場合は、よく調べるか、妊娠中は使わないほうがいいかもしれません。

そして、不眠にこだわりすぎて好みではない香りを選ぶと逆にストレスになるため、自分が心地よく感じ、リラックスできる香りを選ぶことが何よりも大切です。

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