不眠症の改善に音楽は有効?
不眠症の改善策として、寝る時に音楽を聴くことは有効な方法だといえます。
確かに音楽が人間に与える影響は大きいですね。たとえば、失恋した時に音楽を聴いて立ち直ったり、元気を出したり、気合を入れるために好きな音楽を聴いたり、心を落ち着かせるために静かな曲を聴いたり・・・さまざまな効果をもたらしてくれます。
実際にオリンピック選手などのアスリートたちも試合の前には自分の好きな音楽を聴いて、気持ちを落ち着かせたり、不安を解消したりしています。
また、引きこもりや神経疾患の治療など、医療の分野でも音楽療法が利用されているのも事実です。
音楽を聴くことで睡眠と深い関わりのあるアルファ派が出る
音楽を聴くことがどうして不眠症の改善につながるのかと不思議に思う人もいると思いますが、実は音楽を聴くと人はアルファ波という脳波を出すのです。
そして、これが睡眠と大きく関わっており、アルファ波が出ている時、人は心身共にストレスのないリラックスした状態にあります。
ですから、神経が昂ったり、イライラしてなかなか眠れない場合に好きな音楽を聴くことは、不眠症にとってとても有効だというわけです。
不眠症改善におすすめの音楽は「ヒーリング音楽」
不眠症の改善を目的に聴く音楽におすすめなのは、ヒーリング音楽です。
このような音楽は、さまざまな専門分野の医師や先生方が音楽制作者の監修を受けながら、作ったものですから、リラックス効果はかなり高いと思われます。
精神的な安心感を与えたり、気持ちをリラックスさせるためのものなので、インストゥルメンタルだったり、小鳥の声や波の音、川のせせらぎ、雨の音などが多いようです。
音楽を聞きながら寝る際の注意点は?
ヒーリング音楽以外でも不眠症に効果のあるものはあります。
たとえば、自分の好きなアーティストの曲やピアノ曲など。アップテンポなものより、できるだけスローテンポで気持ちが落ち着く曲を選びましょう。
また、クラシックやジャズなどでもよいでしょう。
ただし、これらの音楽を聴きながら寝る場合は、いくつか注意することかあります。
ボリューム
聴く時には、ボリュームの調整が必要です。
好きな音楽や落ち着く音楽でもあまりに大きなボリュームで流すと逆に神経が興奮してしまったり、音楽に集中してしまい、余計に目が覚めてしまうかもしれません。
かすかに聞こえる程度の音量が快眠へと誘ってくれるコツです。
ゆったりしたテンポ
アップテンポのものは神経が興奮するので避けましょう。
ゆったりとしていて、気持ちがよいと感じるテンポの音楽がいいですね。
歌がないもの
歌詞がついている音楽は、内容によっては興奮させたり、気持ちをイライラさせたり、不安にさせる原因になることもあるのでおすすめできません。
ただし、自分が心地よく、気持ちが落ち着くのであれば構いませんが、スローテンポの曲を選びましょう。
寝る30分くらい前から
布団に入るのと同時に聴き始めてもあまり効果がないので、寝る30分から1時間前から聴いておくことが大切です。
ちょうど音が耳に馴染んで、精神状態が安定したころにすんなりと安眠できるはずです。
スマホの光を避けること
音楽をスマホで聴いている人は寝る前にその光が目に入らないようにすることがとても大切です。
スマホやPCの光は、視神経を刺激して脳を興奮させてしまうので、たとえスマホで音楽を聴く場合でもできるだけ画面を見ないようにしましょう。
頭をからっぽに
音楽を聴きながら眠りに就く時は、できるだけ不安や心配事を考えないようにして、頭の中をからっぽにすることでよい効果が期待できます。
不眠症改善の音楽をYOU TUBEで拾う
音楽を聞いて不眠症改善するのが自分にあっているのかな、いきなりお金をかけるのもなぁという方に、お試しとしておすすめなのがYOU TUBEで探してみることです。
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CDを買いに行く暇がない忙しい方には、ネットを繋げて手軽に試せるのは嬉しいですね。